ファンネル(煙突)新替工事

こんにちは!営業部 溝口です。

気が付けば立春はとうに過ぎ、ちらほら伺える春の気配に心がワクワクしている今日この頃の私です!


さて、今回は弊社が過去に受注した、ファンネル(煙突)の新替工事についてです。
(実際に受注・工事したのは2年前になります。)

船のファンネル(煙突)ってどういう役割なの?

例えば、船の絵を描くとき、大体の人が 煙突 も描くのでは?と思うほど、船の煙突はイメージが強いと思います。(そんなことない?)

外側から見ると、大きな1本の煙突が備わっているように見えますが、実は船の煙突って、1本じゃないんです!
 
船内のあらゆる機関(発電機やボイラー、焼却炉など)の排ガス管を1か所に集めて排出しているので、複数本の煙突がまとめて設置されているんです。
※排ガスは浄化装置を通ってから排出されます。


では、私達が目にしている大きな煙突は何なのか?というと・・

排ガス管の外側には 化粧煙突 と呼ばれるカバーのようなものがついています。
私たちが普段目にする 煙突 は、この化粧煙突のことなんですね。

また、化粧煙突には各船会社独自のマークが描かれています。
(これをファンネルマークと言います。)

ファンネルマークがあることで、遠くから船を見ても
「あっ、あれは〇〇社の船だな!」
と識別することができるので、ファンネルマーク=船の顔 と呼ばれています(^_^)

煙突の新換工事の様子

今回の工事は、化粧煙突の中の煙突を新しく換装する工事でした。

煙突は1本ではなく、バラバラの筒をくっつけるんですね~


現地で溶接し、くっつけてる様子です。




くっつけた煙突を、クレーンで化粧煙突の中へ設置します。
(化粧煙突の中に他の煙突があるのが見えますね)



最後に作業員が設置し、完成となります。



冒頭に記した通り、複数本の煙突が伸びているのがわかりますね。

この煙突を通して、船のあらゆる排ガスが排出されるとともに
煙の色を見て船員は船の状況を確認することもありますので、煙突はとても大切な設備のひとつです。



以上、弊社で行って煙突新替工事の様子でした。

工事のお見積り・お手配をご希望の方はぜひ弊社までご連絡くださいませ!